2012年05月17日

月経(桜井くみのセルフメンテガイド#135)

女性は長く付き合っていかなくてはならない月経のお話。

中医学で考える月経というものは

腎気が盛んで天癸が至り、衝脈・任脈に通じ、それが子宮に作用すれば、月経となる

天癸とは男女の性機能の成熟と衰弱の目安で、人体の成長発育を促進し月経・妊娠を維持する機能。

衝脈・任脈とは、カラダに流れる経絡でも正中線、カラダを左右均等に分けるライン上にある経絡。

要するに

臓腑の機能が正常にはたらいて、気と血、陰と陽の調和が取れていると

腎のはたらきから天癸の調整を受けて、衝脈・任脈を通じて支給に作用して月経が起こる

と考えられています。

月経は女性にとってはある意味生理的な現象。

新たな命を育むために子宮に集まった血を排出して、新しい血を集めるのが月経です。

その周期が約28日。月の満ち欠けとほぼ同じ三日月

なので「月経」なのだそうです。
もうすぐ金環日食ですが。。。影響を受ける方も多いのではないでしょうか?


臓腑、気血、経絡すべてのはたらきによって起こる月経。

この月経に深く関わる臓腑には腎と肝。

成長や生殖を司る腎の精と血の調整を行う肝のはたらきが必要です。

この腎や肝のはたらきがうまくいかないと

月経不順や月経痛の原因となります。

とくに下腹部や腰の痛みなどは肝と腎がうまくはたらかず、気や血のめぐりが悪くなると起こりやすい。

ストレスや怒りなどの感情の起伏は肝のはたらきを邪魔しますし

疲労や睡眠不足、食事の不摂生は肝だけでなく腎の精を消耗して、衝脈・任脈の血も不足し子宮に十分な血がいかず月経痛の原因となります。

気や血のめぐりを保つことが正常な月経を保つことへとつながります。


日々の生活を見直すことも大事ですし

気や血のめぐりを調える意味では、軽い運動や呼吸法はおススメ。

ツボ、でいいますと

内くるぶしから指4本分上のあたりにある三陰交は肝、腎、脾のラインが交わる大事なツボ。

ここを軽くマッサージしたり、お灸で温めることは月経の悩みを持つ方にはぜひ試していただきたいところ。


食事でしっかり栄養をとることが何より気や血を補う方法ですが

そのめぐりを助けるお茶として私がよく飲むのが

マイカイカ。
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バラのお茶ですね。

気や血のめぐりを改善して月経痛や月経不順に効果があるといわれている漢方薬のひとつです。

ストレスを発散してくれる作用もありますから、ストレスからくる肝への影響を軽減することにも一役買ってくれそうです。

しかもシミやくすみなどの肌のトラブルにも効果あり。

女性にとってはありがたいお茶ですムード

そのままお湯をいれて飲んでも、紅茶やジャスミン茶にブレンドして飲んでもほんのり甘い香りがして美味しいです。

女性であるからこそ

女性であるためにも

長く付き合っていく月経。

定期的にくる月経は

自分の今の体調の変化を教えてくれるサインともなってくれるはずです。

しっかりとそのサインを受け止めて

日々の生活習慣に活かしてみてくださいねぴかぴか(新しい)
ニックネーム 桜井くみ at 00:00 | 桜井くみ

2012年05月13日

七つでも八朔 〜私的シンプル生活東方見聞録〜

GW 皆様はいかがお過ごしになられましたか? 私は驚異の9連休でリフレッシュさせてもらいましたぁ!

前半は引越しで思い切り心機一転!後半は瀬戸内海の因島にある友人宅ですごーい楽しく過ごしました!

この因島!5月中旬には香りの島になるんですって(友人のお母さんが教えてくれました)!

因島は大林映画で有名な広島県の尾道に近い人口3万弱の小さな島です。(2006年に因島市は尾道市に編入合併されたそうです。by友人のパパ) 
瀬戸内の穏やかな海に囲まれた温暖な気候ゆえ、瀬戸内海の島では柑橘類の栽培が盛んなのですが、因島では爽やかな酸味が美味しい八朔(はっさく)が栽培されるので有名です!(あとポルノグラフィティのお二人と東ちづる様の出身地でも ^^)

5月中旬は八朔の花が咲き、島中が八朔の花の香りで満ち溢れるんだとか。素敵〜
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八朔(おばあちゃんが剥いてくれたやつ)

ここ数年、GWの恒例行事としてお邪魔していますが、まだ八朔の花にはお目にかかっていません。GWだとちょーっと早いんですって!残念。
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八朔の木

八朔などの柑橘系の花の香りは、ちょうどネロリの香りに近いんですよね〜。ネロリというと、高貴で最高に美しい香り。深い悲しみを癒してくれる不思議な力を持ちます。精油はとても高価で香水の材料としても貴重なんですよ〜!そんな香りが島中に漂うなんて、贅沢です。

因島のなんとなく優しい雰囲気は八朔の花の香りの賜物? いつか八朔の花咲く時期に訪れてみたいです!
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因島の日暮れ
ニックネーム あやこ at 00:00 | あやこ

2012年05月10日

肉食(桜井くみのセルフメンテガイド#134)

食を見直そう、というテーマの今月ですが

ちょっとお肉、について考えてみようと思います。

ヨガに関わると避けるヒトが多いですね。

もちろん宗教的な意味合いやアレルギーなどから食べないというヒトも多いです。

私自身、幼い頃アトピーがあったりでほとんど食べれない時期があったので今でも苦手ですたらーっ(汗)

ヨガを始めてからは全く食べない時期が長かったのですが去年くらいから、積極的に食べないものの、出されたものはなるべく食べようと思っています。。。。

が、あまり食べれません。。。カラダがあまり受け付けないようで。。。あせあせ(飛び散る汗)


薬膳、中医学ではお肉の種類や場所によってそれぞれの効能を考えられています。

鶏、豚、牛はもちろん、中華料理によくみられるアヒルや烏骨鶏、羊、馬、雉、それぞれの臓腑や脂などなど

肉類にもカラダに作用する効能がある、と考えられています。

口にするものすべてを薬、とも考えられていたんですね。


日本でも馴染みのお肉でみると

鶏  胃腸の温め、働きを助ける
   気や血を補う
   腎機能を回復し、精力を補う

豚  カラダの乾燥を潤し、肌を潤す
   糖尿病を解消する
   便通をよくする
   虚(腸)を補い、乾燥状態を潤す。口渇症状を抑える。止血効果。

牛  胃腸の働きを助け、活力をつける
   筋や骨を丈夫にする
   カラダの余分な水を取り除く

というもの。共通して言えることは

カラダを温め、カラダの活動源ともなるエネルギーや熱をつくるひらめき

というところ。

昨年、冬に2ヶ月ほど実家暮らしをしていたとき

母が作ってくれた食事はなるべく食べよう、と肉類が入っていてもできるだけ食べていたのですが

うまく消化ができずお腹の調子が悪くなったりもしましたが

やはりカラダの芯が温かい

というのを感じました。

私の場合、あまり食べても胃腸の調子が崩れたり、皮膚に症状がでてしまうのですが。。。

お肉の持つ熱、というものを実感しました。


インド古来の医学、アーユルヴェーダでも必ずしも肉食を禁止していませんね。

中国、インドにおいても

体質や症状によっては肉食も可、としています。

でも、やはり共通しているのは

食べ過ぎれば未消化物、余分な熱や水がカラダに発生して有害となる

というところ。

結局は、自分のカラダの状態や命そのものへの尊厳を考えても

必要なものを必要なだけ

というところでしょうか。

強い効能を持つものは、その分摂り方の注意が必要、ということですね。

お肉、を考えたとき、ふと肉料理や脂っこい料理にはよく付け合せにある

パセリ
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を思い出しました。

パセリの薬膳で見る効能は

熱を冷まし
消化を助け
解毒する

というもの。

単なる料理の彩り以上の効能がありますねぴかぴか(新しい)


お肉、というのは、ヨガに携わっている傍らなかなか触れにくいところでもあるのですが。。。

今まで出会ったヒトの中でも肉食を完全に絶つことでの良い面、悪い面両方を見てきました。

思想的なものではなくカラダ、という点で見れば

日々の食事に活かされていいものでは?

と素直に思います。

緩いようで、難しいことですが

カラダとココロに正直に
必要なものを必要なだけ

ということを大事に考えれば

自ずと自分にとって良い食事

になるんじゃないのかな、と思っています。
ニックネーム 桜井くみ at 00:00 | 桜井くみ

2012年05月03日

一物全体で夏の準備(桜井くみのセルフメンテガイド#134)

ゴールデンウィーク真最中ですが、明けるとやってくるのが立夏。
5月6日は夏の始まり、です晴れ

前回の陰陽の考え方でみると、夏には陽のピークが到来します。

植物の成長が盛んになるように、陽気が盛んになるとともにヒトのカラダの活動も盛んになる季節。

単純に、活動が盛んになる=代謝が活発になる
のですから、陽気を発散するためのエネルギー補給も必要です。

気温が上がるとともに、カラダの活動源となるたんぱく質の消費も増えてきます。

暑さに負けないカラダを作るには、このたんぱく質の補給を心がけていきたいところ。
いわゆる、夏バテ防止、ですね。早くもあせあせ(飛び散る汗)


先日、実家の神戸から送られてきたいかなごの釘煮。
関東のほうではこおなごって呼ばれてます。
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春を呼ぶ魚と呼ばれるいかなごは瀬戸内海で2月下旬から3月下旬までしか捕れません。なので釘煮にして保存します。
この頃の神戸の垂水はいかなごでいっぱいです。

実は送ってもらったのは2度目。
一度目に送ってもらったのはもう食べちゃったのでリクエストして再度送ってもらいましたダッシュ(走り出すさま)

いかなごは3〜4センチくらいまでのもので
前回はもっと小さかったのですが、小さいものほど高価。。。
今回のは大きいほうです。

良質なたんぱく質とビタミン、ミネラルを含むいかなご。
豚肉と同じ位のたんぱく質を含みつつも脂質は少ない
という、まさにこれからの季節にぴったりの優れものですひらめき

他にも
肝機能を強める
筋肉疲労を回復
視力の回復
コレステロール値を下げる
高血圧の予防
動脈硬化の予防
アレルギー症状の緩和
美肌効果

などなど、栄養満点です。


薬膳の基本には

「一物全体」というものがあります。

一物=ひとつのもの を すべて=全体 食べる

ということ。

食べ物となる動植物も元々はひとつの命。

その命ひとつひとつには無駄なものなどなく、必要なもの全てが備わっているから余すことなくすべて食べましょう
という自然和心の教えですぴかぴか(新しい)

漢方薬を見ても、野菜や果物の皮、根、種、実、葉、枝などすべてを利用しますしそれぞれに異なった効能があります。

野菜の皮や根も
お魚の内臓や骨も
穀物も精製せず食べましょうってことですね。

いかなごの釘煮はまさに一物全体。
春に捕れた魚を保存して、次の季節に役立てる知恵。

今度送られたものは大事に頂こうと思いますたらーっ(汗)
ニックネーム 桜井くみ at 00:00 | 桜井くみ

2012年04月26日

陰と陽(桜井くみのセルフメンテガイド#133)

前回調理法によって食物の性質を変える、というようなお話をしました。

その性質を考えていく上で基本となっているのが陰と陽。

何となくよく聞く言葉ですね。

中医学の基本ともいえる陰陽の考え方ですが、その元は天地開闢のお話にまで遡ります。

中国の古典にも、日本の古典である日本書紀の冒頭にも同じ様な一文がありますが、そこをかみ砕いてみると


むかし、宇宙は天と地も、陰陽も分かれていない状態であったが

この混沌の中から光明に満ちた軽く清らかな気、陽の気が上昇して天となり

重く濁った気、陰の気が下降して地となった


という感じ。


陰陽の気はもともとは同じところから生まれているんですね。

陰陽の二つの気は、お互い相反する性質を持っているけど

同じ根をもつからお互い行き来する

と考えています。


陰と陽、両方が必要で行き来するそのバランスがこの世を成り立たせている

というと壮大な話です。


この世界にあるもの全てに陰陽の二つの気によって成り立っているのですから

天と地だけでなく、ヒトのカラダや食物にも陰と陽の性質を持っているわけです。

例えば

陽に属すもの → 天・熱・火・上・背・表・昼・陽・気

に対して

陰に属すもの → 地・寒・水・下・腹・裏・夜・月・血

となります。


何となく陰と陽という字のイメージ・・・ではないですかexclamation&question

陰と陽の二つの気は常にあって、強まったり弱まったりしながら

私たちのカラダの中や外で絶えずバランスを取っているものです。


今の春の季節は、自然界では陽の気が高まる時期ぴかぴか(新しい)

カラダの外の変化に合わせて、カラダの中の陽の気も高まり

カラダは陽の気の性質のごとく、活動的になり新陳代謝も活発になります。

陽の気は高まっているのに、陰の性質のように静かに沈んだ状態でいると陽の気がうまくはたらかず

だるい、のぼせる、眠れない、皮膚の症状や神経痛などの原因にもなるし

夏になって汗がかきにくく冷えの原因にもなってしまいます。

夏の冷え症が気になる方は今の時期からの対策が必要ですねひらめき


季節の変化、陰陽の二気の変化とともにカラダも変化するのが自然の理。

とくに四季のある日本ではなおさらその季節に合う生活リズムが大事ということ。

古典からの教え、ですねぴかぴか(新しい)


最近の東京は春雷も鳴り、まさに春、という感じ。

桜の花は散ってしまいましが、その分木々の青さがまぶしい季節。

木の芽が成長するが如く、伸び伸びとした春を過ごしていきたいものでするんるん
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ニックネーム 桜井くみ at 00:00 | 桜井くみ

2012年04月22日

咳・鼻づまりにはこんなアロマ 〜私的シンプル生活東方見聞録〜

原因不明の咳で悩む同僚が、「何かいいアロマは?」とのこと。

今の季節、年度末の疲れでダウンしている人もいるのでは?花粉症も悩ましい季節です。

私の周りでも、親友が帯状疱疹にかかったり、同僚の咳が止まらなかったり、花見などでにぎやかな裏で怪しい空気が漂っています。

忙しくしている時は気が張って何事も表に出ませんが、落着いた頃に疲れが出ることはよく言われているとおりです。とにかくよく寝て、養生なさって下さい!!

さて、今回は「咳や鼻づまり」にいいアロマを。

年度初めの緩和ケアにお役だてください。

(スッとするタイプ)
■ペパーミント すっとする香り。
■ユーカリ 風邪やインフルによるのどの痛み、花粉症にも。
■ティートゥリー 風邪やインフルによるのどの痛みに。

(潤すタイプ)
■フランキンセンス 粘膜を強化、痛みを鎮める。
■サンダルウッド 呼吸器系を強壮。
■ミルラ 風邪による咳や痰に。
■ベンゾイン 気管支の炎症による咳を鎮める。

芳香浴もいいですが、クリームに入れて塗ってもいいかもしれません。私は塩に混ぜてバスソルトを作って見ました。

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簡単バスソルト作り

そうこうする間にGWです。しっかり元気にGWを迎えましょう!!
ニックネーム あやこ at 00:00 | あやこ

2012年04月19日

調理法(桜井くみのセルフメンテガイド#132)

中国でも日本でも、伝統的な医学の考えの中では

食養、というのは健やかなカラダを保つ基本。

食材の効能を上手に利用してきました。

健康は日々の食事から、ということですね。

食材の選び方はもちろんですが、その調理法にも一工夫がありますぴかぴか(新しい)


調理法によって食材の性質を変える、というもの目


もしその食材をカラダを温めるようにしたいならば

・日に干す

・加熱する

・圧力を加える(圧力鍋や漬けるなど)

・時間をかける(熟成時間や漬ける、煮る時間をかける)

・塩分を加える

・細かく刻む


冷やすようにしたいならば

・ほぐす

・水でもどす

・発酵させる(パンや納豆、甘酒など)

・酢を加える

・香辛料を加える

・生で食べる

・冷やす

という調理法。


食べたいものを我慢するのはなかなか続かないですし

冷やす、温めるという効能以外にも様々な効能が食材には含まれますから調理法で上手に使っていきたいところ。


個人的に、最近は青野菜が高い気がするのですが・・・たらーっ(汗)

その中でも高いなぁと思ったのがレタス。

和名は「ちしゃ」です。


薬膳で見る効能は

カラダの熱をさます清熱

カラダの余分な水分を排出する利尿

カラダの毒を分解する解毒

というもの。

母乳の出をよくする、なんて効能もあります。


夏野菜ですのでカラダを冷やすので最近カラダの冷えが気になっている私としては生ではなく加熱しよう・・・

ということで同じく夏の野菜のトマト、たまごと一緒にスープにしてみましたがあせあせ(飛び散る汗)
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一年中どんな野菜でもたいてい手に入る、というのは

良い面悪い面あるでしょうが、とても恵まれていると思います。

旬のものを摂る、というのが何よりですが、この恵まれた環境も

自分の一工夫で最大限活かしていきたいなぁとも思ったりする今日この頃です。

食べたいものを食べたいですしねムード
ニックネーム 桜井くみ at 00:00 | 桜井くみ

2012年04月12日

酸味(桜井くみのセルフメンテガイド#131)

東京では桜は満開からすでに散り始めて

まさに春、という今日この頃です。

仕事先からの帰り途中に時々行われる有機野菜の臨時販売。
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つい足が止まってしまいますぴかぴか(新しい)


そこで見かけたのが
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レモン。

実は私はちょっと苦手だったりしますたらーっ(汗)

味は好きなんですけどね。


レモンといえば、あの酸味。

さっぱり爽やかな味と香りです。

酸味、という味は、中医学の五行説の五味のひとつ。


この世界の万物を五大元素に分け、それぞれの関係性を見ることができる五行説。

五味とは、酸・苦・甘・辛・鹹(塩辛い)の五つ。

それぞれに対応する五臓六腑や季節、色などを五行説から見ることができます。


今の春に対応する五味は「酸」、五臓は「肝」。

春は「肝」の機能が活性化する季節ですが、酸味はこの「肝」の機能を助けてくれます。

とはいえ

外気の変化に合わせ、ただでさえ活性化する「肝」。

酸味をあまり多く摂ると「肝」の暴走にもつながりかねませんあせあせ(飛び散る汗)

「肝」が暴走すると

頭痛やのぼせ、肩こり、吹き出物、アレルギー症状の悪化やイライラするような精神的な面にも影響があります。


そしてもうひとつ。

五行説の中に五大元素それぞれの関係性を見る中で

相生関係と相剋関係

というものがあります。


相生関係というのは、母子のような、補う関係。

相剋関係はひとつの元素のはたらきがあまり強すぎると、その関係にある元素を剋す、いためてしまう

というもの。

強すぎる力は時に相手を傷つけてしまうのです。


「肝」の相剋関係にある五臓は「脾」。

「脾」はその裏にある六腑の「胃」とセットに見て今の医学にあてはめると

いわゆる消化器系。

「肝」の力が強まりすぎることで、「脾胃」つまり消化器系の力が弱ってしまうのですね。

ですから、この春の時期に酸味の摂りすぎはおススメできませんたらーっ(汗)

レモンを薬膳的に考えると

咳や痰を抑える

カラダの不足している水を補う

などの効能と共に

胃腸のはたらきを助ける

とうものがあります。

何か相反しているようにも思いますが

強い酸味ゆえに効果も高いので、胃腸の弱い人は控えめに摂ったほうがおススメ。

レモンに含まれるクエン酸やビタミンCは疲労回復や美容のために助けになりますが

自分の体質、季節に合わせてほどほどに

ということです。

「肝」の強さに弱まりがちな「脾胃」に対応する五味の甘味の食材を上手に取り入れるのもいいですね。


私は酸味の強いものを食べるとすぐ胃痛が起こってしまう方なのですが

思わず買ってしまったレモン。

ちょっと紫外線も気になるこれからの季節はビタミンCも欲しいところ・・・

生野菜ジュースや料理にちょっと利用して上手に使っていこうと思いますムード
ニックネーム 桜井くみ at 00:00 | 桜井くみ

2012年04月05日

肉桂(桜井くみのセルフメンテガイド#130)

暦で今は清明。

万物が清く明るく、晴朗の気に輝く季節。

青い空や花咲く木々がまぶしい季節ですぴかぴか(新しい)

とはいえ、つい先日の春の嵐のごとく、気候の安定しない時期。

ふっと寒さが身にしみます。


春の陽気が盛んになるのにあわせて、ヒトの陽気が多くなる頃。

ヒトの陽気のイメージは

心身の活動力となって、カラダを守ってくれる

というような感じ。

木々の生長と同じで、心身ともに伸び伸び活動的になるべき今

その寒さ、冷えは大敵です。

寒い冬の間、滞りがちな気血の流れがスムーズに流れて

ある意味緩んでいるところの冷えはすっとカラダに入りがちたらーっ(汗)

服装などで冷えから守るのも大事ですし、冷えたときはしっかりその冷えをとるのも大事。


私が水筒に入れて持ち歩く飲み物のチャイ。

それに欠かせないのが肉桂。
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桂皮、シナモンともいいますね。

肉桂は糖尿病による血糖値の上昇を抑える効果や老化防止の効果が期待されているスパイス。

薬膳でみて一言でいえば、「大熱」

温陽散寒といって、寒邪をとりカラダを温める作用がとても強いのですひらめき

冷えの方にはぜひおススメしたい食材のひとつ。

カラダの陽気が外に出て行くのを防いでくれます。


他にも

血の巡りを助け、生理不順や生理痛を改善する

という作用もいわれています。

肉桂とサンザシ、黒糖の煎じ汁は生理の直前に飲むことで生理痛を抑える昔からの家庭療法。

なかなか強烈な味、ですけどねあせあせ(飛び散る汗)


強い熱性とカラダの陽気が出て行くのを防いでくれる作用があるので

普段からのぼせ気味の方や熱っぽい方には不向きですので控えめに。


肉桂、シナモンパウダーはスーパーでも買えるものですけど

その香りを楽しみつつ効果にあやかりたいのであれば

樹皮そのままのものがおススメムード

香りも全然違います。

スパイスや菓子材料などを置いているお店であれば比較的手に入りやすいものですので

チャイだけでなく手作りお菓子、料理などにも

活躍させてみてくださいねるんるん
ニックネーム 桜井くみ at 00:00 | 桜井くみ

2012年04月04日

コノハナサクヤ〜私的シンプル生活東方見聞録〜

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カワヅザクラは既に葉桜(みたいなの)

この時期、殺風景な景色が急に華やぐのは毎年のことながら、感動してぼーっとします。
日本人としてのDNAが感傷でうずくような感覚というかなんというか。

春の日本を彩るサクラは「香り」にも特徴がありますね。
サクラの香りには、ザ・日本を感じます。

この「サクラの香り」、実は「サクラの花」ではなく「葉の香り」というのはご存知でしょうか。

桜餅でおなじみの葉の香りです!

主成分は「クマリン」と言われ、抗酸化作用や抗菌作用に優れるもの。
低濃度でも、鎮痛、睡眠促進や血圧調整が期待でき、優れたリラックス作用があります。
一般に桜餅に使われるのは、クマリンの成分が多く葉が柔らかい大島サクラの葉。

アロマセラピーで「クマリン」というと、肝毒性に気をつけるようにと学習しますが、極端な使い方をしなければ特に問題はないでしょう。
桜餅の葉を食べる程度ならなおさらで、濃度がごくごく薄いので、ただただ穏やかな効能が期待できます。
特に春は、一年中で最も体力が高まり、デットクス効果が期待できる時期。
解毒には体力が必要なのです。

サクラは、満開を経てやがて葉桜になり、サクラの葉は、虫に食われた部分から香りを発します。
都市だと、道行く人々に落葉が踏みしめられ、香りが立つことと思います。

葉桜までは、すこし先になりますが、はかなくも幻想的な美しい花を楽しまれた後、ひきつづきその香気にしばらく酔われて、年度初めをリラックスしてお迎え下さい。

サクラの香りを楽しみに、大島サクラの名産地、伊豆大島に行ってみるのも面白いかも!
ニックネーム あやこ at 00:00 | あやこ
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一物全体で夏の準備(桜井くみ…
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